敷金との違いを知っておく

物件を見ているとこんな記載内容をよく見かけますが、意味はご存知でしょうか。
「敷金:1ヶ月・礼金:2ヶ月」を例に説明しましょう。
これは賃貸契約時に入居者が家賃滞納や居室のものを壊してしまった場合の修繕費に充てる担保として家賃1ヶ月分を預け、さらに貸主へ住居提供のお礼として家賃2ヶ月分が最初に必要という内容です。
後者が礼金ですが、貸主への腰の低さが感じられますよね。
これは戦後間もない住宅難時代の習慣だからです。
その時代であれば、一度は我が家を破壊された人々が雨風しのげる住環境を貸してもらえることはとてもありがたかったでしょう。
感謝を込めて貸主にいくらかお金を包んだのも納得できる状況です。
その支払いシステムが首都圏を中心に残っている現在は、不動産業者への紹介料として半分を貸主が支払っている傾向にあります。
これでは契約時に不動産仲介手数料を支払っている入居者が二重に負担している形です。
このような矛盾もあり、空き部屋対策に礼金ゼロ物件も増えてきました。
特に空き部屋が少ない賃貸物件は、不動産屋での話し合いの時に交渉して値下げしてもらうことも可能な場合があります。
敷金と違って返金可能なものではないため、契約時の交渉が大事です。